台湾製紙企業 永豊余(中国)揚州工場原紙倉庫で火災発生

  ■ 台湾製紙企業 永豊余(中国)揚州工場原紙倉庫で火災発生

2021年6月10日

6月7日の9時頃、台湾の製紙企業である永豊余社揚州工場で火災が発生した。火災は翌日午前中には沈火し人的被害はなかった。火災場所は1号機と原紙倉庫がある建屋で1号機は延焼を免れたものの現場検証の為停止している。1号機は中芯17万5000㌧/年の製造能力があり、残る2号機、3号機は通常通り稼働している。1500㌧の原紙在庫が燃え被害総額は900万RMB(1億3000万円)程度となる見通しだが、火災保険で対応可能で火災による生産への影響は軽微だという。停機している1号機も早急に稼働を再開すると発表している。

永豊余製紙(揚州)有限公司は、台湾の永豊余グループの中国最大の生産拠点であり、揚州市経済開発区に位置し2006年稼働、抄紙機3機で主にライナー、中芯、衛生紙、非木材パルプなどを製造しており、総生産能力は90万トン規模。

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