東南アジアマーケット:古紙国際市況下落、インドネシアはラマダン明けの契約

  ■ 東南アジアマーケット:古紙国際市況下落、インドネシアはラマダン明けの契約 

2018年3月30日

台湾:先月に引き続き中国向け品質であふれ出た世界中の古紙が集中していること、国内古紙から計画的に安価な輸入古紙に切り替えたこともあり台湾メーカーの古紙在庫は高い水準で推移している。EOCCは台湾向けCIF$130前後で取引され割高のJOCCは成約されていない。一方割安感のある雑誌古紙は一部船積みされている様子。

インドネシア:今年5月15日から6月14日までラマダン(断食)がはじまり不需要期に入る為、製紙メーカーの購買意欲は弱い。船足の長いEOCC 10/90・5/95グレードがCIF $125-135、ラマダン明けの船着で成約している様子。

韓国:中国の輸入規制を受け韓国国内製紙メーカーの買値も1月に10 WON/Kg、2月に20 WON/Kg下落した。(0.1 WON/JPY 3/26現在)昨年末220won前後で推移していたKOCCも2月末時点で180wonとなっている。3月の価格はさらに20won下がると予測されているが、原紙価格は生産調整により緩やかな下落となった。新聞古紙は製品価格が値上げ途中でありメーカーによる買い支えの為据え置きとなっている。

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