米国古紙品質基準が改定

  ■ 米国古紙品質基準が改定

2017年11月29日

中国の古紙輸入規制に対応し米国の古紙品質基準が改訂され今後の輸入品質基準に合わせた形となった。ミックス古紙の品番(#1~3)が削除され、新たに#54~#58という形で定義された。

米国古紙品質基準新旧対照(参考までに日本の段ボール古紙品質基準も記載)

禁忌品の分類

A1類:紙以外のもの(石、ガラス、金属、土砂、木片、布類、プラスチック類、合成紙、ストーンペーパー、不織布、使い捨ておむつ、生理用品、ペット用品、その他工程或いは製品にいちじるしい障害を与えるもの)

A2類:紙製品ではあるものの製紙原料にならないもの(芳香紙、臭いのついた紙、かばんや靴などの詰物、昇華転写紙、感熱性発砲紙、ろう段、食品残渣のついた紙、汚れた紙、医療関連機関等で使用した感染性廃棄物に接触した紙、その他工程或いは製品にいちじるしい障害を与えるもの)

B類:製紙原料に混入することは好ましくないもの(金銀などの金属が箔押しされたもの、建材紙、圧着はがき、シール、粘着紙、防水加工された紙、ラミネート紙、樹脂含侵紙、印画紙、カーボン紙、感熱紙、抄色紙、折り込みチラシ、雑誌、カタログに付随したサンプル類、その他製紙原料として不適切なもの。

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