■ 米 International Paper(IP社)トルコの段ボール包装事業をMondi社に売却
2021年2月05日
インターナショナルペーパー(IP)は、トルコの段ボール包装会社Olmuksan International Paperの株式のうち90.38%をMondi社に売却する契約を締結したと発表した。 売却価格は€6600万。契約内容はまだ協議中で2021年上半期までの最終決着する事を目標とする。
取引が完了すると、Mondi社は、Olmuksanの残りの発行済み株式を取得するため公開買付けを開始する予定だ。 現在、IP社はIP Container Holdings Spainを通じて90.38%の株式を保有しており、残りの9.62%はその他の株主となっている。
IP社はトルコ国内に5か所の段ボールおよび紙器工場があり、総生産能力は3億5,000万m²/年、年間売上約109万トルコリラ(€1億2000万)。従業員数800人以上、農業、食品、産業梱包などは広い顧客に段ボールを供給している。
Mondi社は英国に本社を置く多国籍段ボール一貫企業だ。急成長市場と見なすトルコの段ボール市場の地位を強化すべく、製紙工場1か所、段ボール工場4か所、軟包装材工場3か所を運営している。
IPはトルコ事業に於いて2018年の1420万トルコリラ(€160万)の純利益を計上したのち2019年に赤字に転落、9210万トルコリラ(€1000万)の損失となった。 2020年も2970万トルコリラ(€3.3万)の赤字を計上している。