■ アメリカ 21年段ボール原紙生産量が過去最高を記録
2022年1月20日
The American Forest & Paper Association (AF&PA)の発表によると21年の段原紙生産量が過去最高量に達した。
21年の段原紙生産量は前年度比5.6%増加し、過去10年間で9番目に多かった。市場シェアはIP社が31%、Westrock21%、GP9%、PCA10%で大手二社の市場シェアが52%を占め、一貫化率は78%となった。
段原紙の生産量が増加した事で古紙の消費量も大幅に増加し、現時点で発表されている20年11月までの消費量はすでに2,220万㌧に達している。
また23年までに古紙回収及び選別インフラに全米で50億ドルの投資が行われる予定で、すべての計画が完了すると古紙の回収量が800万㌧増加し20年比で25%増加する事となる。
持続可能な原料の使用とリサイクルの意識は米国内で強まっており、段ボールへのニーズが高まっている。 また古紙のリサイクル率は年々増加しており、20年は66%の古紙がリサイクルされた。古紙のリサイクル量は、市中回収されたプラスチック、ガラス、金属アルミをすべた合わせた量よりも多い。