■ Total Fiber Recovery社 米バージニア州に年産30万㌧のリサイクルパルプ工場の建設を開始
2022年7月10日
米オレゴン州に本拠地を置くTotal Fiber Recovery社(TFRC)は、バージニア州チェサピーク市に於いて8000万ドルを投じたリサイクルパルプ工場の稼働を開始した。同施設は同社が計画するリサイクルパルプ工場の最初の稼働となる。 生産されたリサイクルパルプは出資者であるスゥエーデンのCellMark社によって世界各国の製紙企業に販売される予定だ。
チェサビーク工場は2023年第4四半期の稼働を予定しており、年間最大30万㌧のMIX古紙及びOCCを処理する能力を有する。 CellMark社パルプ部門の責任者であるDoug Smith氏は、チェサビークを工場建設地に選んだ背景は古紙の発生地である東海岸で、バージニア港が近く輸出に最適な立地であることだと述べている。