玖龍・山鷹社 年明け休転発表 原紙価格軟化

  ■ 玖龍・山鷹社 年明け休転発表 原紙価格軟化

2021年12月31日

山鷹国際社は年明け1月から順次マシンの休転と減産を行う事を発表した。

玖龍社は11月に年明けから旧正月期間中の休転を発表し、減産、価格の値下げをアナウンスしている。

値下げ期間は12月25日から1月5日、東莞玖龍(Kライナー100~150RMB、テストライナー150RMB、中芯200RMB) 太倉玖龍(Kライナー150RMB、テストライナー150RMB、中芯200RMB)天津玖龍(Kライナー100RMB、テストライナー150-200RMB、中芯200RMB)重慶玖龍(テストライナー200RMB、その他150RMB)となっている。

秋需が終わり年が明けるとやがて不需要期に入るが、中国政府の「共同富裕」「インフレ抑制」「学習塾の無償化」政策に加え、原燃料価格の高騰によるコスト増加によって中国の景気は急激に冷え込み始めている。また2月には北京冬季オリンピックが控えており、オミクロン株の感染抑え込みの為、厳格な都市封鎖が実施されている事で物流にも大きな影響がでている。

今年は古紙輸入禁止後の原紙不足を見込んで旧正月前の休転やセールは行われなかった。来年は早々と各社休転をアナウンスしており、昨年とは異なった市況感となりそうだ。

山鷹国際休転期間(12月27日発表)

玖龍紙業休転期間(11月15日発表)

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