異例の早さで梅雨明け 四国中央市水不足で紙生産への影響懸念

  ■ 異例の早さで梅雨明け 四国中央市水不足で紙生産への影響懸念

2022年6月30日

ラニーニャ現象により南から張り出してきた夏の太平洋高気圧がいつもより早く強まり、梅雨前線を北へ押し上げた事で異例のはやさで梅雨が明けた。 愛媛県はこのまま雨の少ない状況が続き、銅山川(四国中央市)、玉川(今治市)、石手川(松山市)ダムで7月下旬から8月中旬に貯水率がゼロになる県独自の試算を公表した。 四国中央市では取水制限が強化され、工業用水は35%、一般家庭向けの上水は10%、農業用水が5%の取水制限措置が取られている。

四国中央市には大王製紙や愛媛製紙を始め多くの製紙企業が工場を構え紙の街として知られる。このまま水不足が進めば紙の生産に影響が出る事は避けられない見通しだ。

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