■ マーケットハイライト: 輸出古紙価格上昇に転じる。ライセンス発行か?
2017年10月20日
中国の古紙政策について具体的な発表がないまま、年内ライセンスの更新は絶望的、輸出古紙価格は下値が続くと予測されていた。
古紙不足から中国の板紙市況はみるみる高騰し古紙は50円近くまで高騰、段ボール原紙価格は10月初旬100円近くまで膨れ上がった。中国の市場に引っ張られ世界的の原紙、パルプ価格も上昇傾向となっている。
しかし10月末、中国国内の原紙価格は維持されているものの、国内古紙価格が700RMB-1500RMB(11~25円/kg)の暴落、古紙輸入ライセンス枠の残をもった中国製紙メーカーが日本の段古紙に値段をつけ始めている。
古紙関東輸出組合落札価格はOCC CY22円以上の価格まで上昇し予想と反した過熱感が出始めている状況だ。ライセンスが更新された?輸入が解禁された?等噂が飛び情報が錯綜しているが、2週間前まで価格の下落が続いた輸出古紙が急に反転している。