■ タイ環境汚染防止局 米MIX古紙をシップバック
2021年9月11日
タイの環境汚染防止局は8日米国から輸入されたMIX古紙6コンテナを検査したところ都市廃棄物(廃プラスチック)の混入が認められたとして、原産国に積戻し処分を下した事を発表した。
輸入者はタイ最大手製紙企業であるサイアムクラフト社で、HS CODE 4707.90.00、その他の古紙として輸入申告された。X検査後、開梱検査を実施したところ古紙は選別されておらず多くの廃プラスチックが混入していた。当局はこの混入物を3825.10の都市廃棄物と断定し輸入を許可せずシップバック処分とした。
タイでは2018年7月に廃プラや電子廃棄物などを積載したコンテナの荷揚げが禁止され、輸入ライセンス制となった。21年以降は完全に輸入禁止となっている。 古紙に関して主に規制はないが、国際基準である2%以下のコンタミまで許容するものとし、あらかじめ輸入者の指定するシッピングマークを貼ることが義務づけられている。