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台湾古紙輸入規制:本格的な規制は選挙後か?

  ■ 台湾古紙輸入規制:本格的な規制は選挙後か?

2018年11月15日

10月中旬以降台湾の輸入規制が始まり現地での古紙輸入通関に大きな影響がでた。一部品質問題でシップバックされるものも出ており、今後台湾向けの品質には十分気をつける必要がありそうだ。 問題は台湾の環境局が輸出地各国の古紙品質基準を採用したことで、当然日本の国内古紙品質基準は他国のそれよりも厳しく、米国からの古紙よりも日本の古紙の方が税関検査で弾かれてしまうという事態を招いてしまったことにある。 

中国は禁忌品を0.5%以下に設定するなど自国独自の品質基準を定めており、今回の混乱を受けて輸出地側の基準ではなく台湾独自の基準を制定しようとの意見も出ている。 しかし11月24日の統一地方選挙を前に関係省庁の動きが鈍く、輸入通関や環境省の規定など本格的な見直しは選挙後に行われると思われる。 

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