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台湾家庭紙市況:家庭紙が大幅値上げ。買い占めなどパニックに

  ■ 台湾家庭紙市況:家庭紙が大幅値上げ。買い占めなどパニックに

2018年3月2日

昨年から古紙価格の高騰により製紙原料となるパルプの価格も高騰を続けていたが、台湾製紙メーカー各社がトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの家庭紙値上げを発表した。(台北 2月23日 中央社)

キンバリー・クラーク社台湾がクリネックス(舒潔)など14~15ブランドで約10年ぶりの値上げを決定、早ければ3月中旬、遅くとも4月までには小売価格に反映される見通し。

値上げ幅は1~3割程度になる見込みで、台湾の一般的な平版式のトイレットペーパーでは、最大3割増しの場合、100枚入り12個パックの商品が約200台湾元(約730円)前後から約260元(約950円)前後になる計算だという。小売店では値上げ前の買いだめ、買い押さえが発生し商品棚から商品が消え軽くパニックになっている模様。

家庭紙などに用いられるNパルプ(針葉樹パルプ)の輸入価格は2016年10月末時点の1トン約550ドルから上昇を続け、2017年末には約6割増の900ドル近くに達している。

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