世紀陽光紙業 タイで乾式古紙パルプ工場を稼働

  ■ 世紀陽光紙業 タイで乾式古紙パルプ工場を稼働

2022年1月20日

中国大手製紙企業の世紀陽光紙業ホールディングス(Sun Shine paper)は1月12日午後、タイで建設中の乾式再生パルプマシンのテスト運転を行った。2月以降順次中国向けに出荷を開始するとしている。

タイでは山鷹国際社を始め、森林包装紙業などが再生パルプ工場を稼働させており、設備投資が少なく低コストな乾式古紙パルプの生産設備が増加している。一方杭州では乾式再生パルプが環境基準を満たさないとし相次いでシップバックされるなど、中国政府は警戒感を示している。原料不足の中国製紙企業は代替え素材の調達を加速させるが、品質などを含め古紙パルプへの規制が入る可能性も否定できずビジネスの将来性は不透明だ。

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