■ 太陽紙業 広西省北海工場 巨大パルプマシン稼働開始
2022年1月8日
山東太陽紙業は100%子会社である広西太陽紙業の北海工場に於いて、BCTMP及びLBKPラインが稼働を開始した。BCTMPラインとしては世界最大規模で日産1800㌧の生産能力がある。LBKPは日産2650㌧。同社は同北海工場において昨年9月、印刷用紙マシン(PM1)及び白カードマシン(PM2)を稼働させている。
マシンはValmet社製でパルプ生産システムから回収ボイラー、パルプリワインダー及び1号抄紙機までの完全自動供給システムを導入した。昨年12月に稼働を開始した2号抄紙はフォイト社製、マシン幅8170mm、抄速1400m/分で170-350g/㎡の白カードを年間100万㌧生産する能力がある。
広西太陽紙業は2019年7月設立。北海工場は北海市鉄山港(臨海)工業団地に位置し年間350万㌧の紙パルプ総合プロジェクトとして建設中の工場となっている。総工費は228億元、工期5年を予定している。第一工期は2019年10月着工、80万㌧のLBKPライン、60万㌧のBCTMP及び55万㌧の印刷用紙と15万㌧の家庭紙が計画されている。第二工期は90万㌧の白板と50万㌧の特殊紙マシンを建設する予定だが、第一工期と第二工期は同時進行となっている。完成後は年間総売上200億元、純利益35億元で3200人の雇用を計画する。