海上運賃軟化 お盆と景気減退による荷量減少

  ■ 海上運賃軟化 お盆と景気減退による荷量減少

2022年7月28日

22日の上海発コンテナ運賃指数(SCFI)は3996・77ポイントとなった。指数は今年初旬に最高値5000をつけ、以降軟化傾向にあったが4000ポイントを割り込むのは昨年の7月9日付以来。 中東向けなどの輸出が減少した事が影響している様だ。 また、東南アジア発北米向けの海上運賃も軟化を続けており、6月末時点で西海岸向けが7300㌦、東海岸向けが9800㌦だった。東海岸向けで1万㌦を超えるのは1年ぶり。 船会社が高価格帯のアジア-北米ルートのサービスを増便した事で需給が緩んだ。

一方、日本から東南アジア向け海上運賃も軟化傾向にある。輸入の流通網も回復してきたことでBOOKINGが取りやすくなってきており、以前の様に船会社からキャンセルされる事ははくなった。逆に船会社から荷物が無いかと問い合わせが来るケースも増えている。 8月は例年お盆休の荷量減少でスポットレートがでる事もあるが、今年の古紙の輸出量は減少傾向にあり一時40feet 1800㌦を超えていたベトナム向けも現在は1000㌦を切る水準まで軟化している。

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