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アジア中芯価格300㌦付近まで軟化、古紙も国慶節前で停滞モード

段ボール原紙

  ■ アジア中芯価格300㌦付近まで軟化、古紙も国慶節前で停滞モード

2019年9月20日

ベトナムでは中国向け再生パルプの輸出が政府によって規制された事によりやむなく中芯を製造、価格を大幅に下げてローカルコンバーターに販売しておりローカル中芯価格は工場着$300㌦前後まで下落している。

そういった稼働を続ける東南アジアメーカーからの古紙購買オファーはあるものの、低い原紙価格を原料調達単価に添加する動きは強く、インドネシア向け検査問題により販売先が限定されている事から一段と低い価格で対応せざるを得ないのが現状だ。 

中国側も国慶節前に停滞モード、前回はCIF$85(CY¥7.5~8.0/kg)付近で古紙の出荷が鈍り価格がリバウンドしたが、今回は価格如何ではなく需要そのものが弱すぎる為さらに下値を更新しそうな雰囲気となっている。

今年は年明けの西暦の休日と旧正月が近く1月中の春節となるためクリスマス需要が終わればメーカーは古紙在庫を減らしにかかる可能性が高い。12月の米国古紙増税に伴う仮需が起こった後に、年末船足の短い日本品へ切り替え需要が起こることは期待が薄いのではないだろうか。

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