■ 中国製紙産業利益大幅減 前年度比45.6%減
2022年9月3日
中国国家統計局が発表した統計によると、今年1月~7月の大企業収益は4兆8929億5000万元で、前年同期比1.1%減少した。 国有企業が前年同期比8.0%増の1737億6千万元を計上する一方、小売民間企業の総利益は1兆3116億5000万元で、7.1%の減少、41の産業部門のうち、16業種が前年同期比で増益、25業種が減益となった。
業種別では、製造業が12.6%減の3兆6217億2000万元、電力、熱、ガス、水道部門は、12.5%減の2751億2000万元。 石炭鉱業及び洗浄産業は1.41倍、石油・ガス鉱業が1.19倍、電気機械・設備製造業が18.4%増、化学原料・化学製品製造業が9.3%増、非鉄金属製錬・圧延加工業が5.1%増、特殊設備製造業が2.6%減、農業・副食品加工業が7.5%減、非金属鉱物産業が8.2%減、コンピュータ、 通信・その他の電子機器製造業は9.6%減、繊維業は10.3%減、一般機器製造業は12.8%減、自動車製造業は14.4%減、石油・石炭・その他の燃料加工産業は44.0%減、黒金属製錬・圧延加工業は80.8%減となった。
製紙産業の営業収益は大幅減の287億2000万元で、前年同期比45.6%減少だった。 印刷・記録媒体再生業は202億7千万元で、前年同期比6.2%減少となった。
値上げの浸透により工業企業全体の営業利益は76.57兆元と前年同期比8.8%増加する一方、製造コストも64.85兆元の10.0%増加。 平均営業利益率は6.39%で、前年同期比0.63ポイント低下しコストが企業の収益を圧迫している事がわかる。 製紙・紙製品産業の売上も、前年同期比2.4%増の8517億9000万元だった。