■ サイアムクラフト社FAJAR買収
2019年5月30日
タイのサイアムクラフトがインドネシア板紙メーカーであるファジャール社(Fajar Paper)を買収することを発表した。
約6億6500万ドル(約731億円)を投じ発行済み株式の55%を取得、アセアンで最大の人口を持つインドネシアにその製造拠点を傘下に持つことでアジアでの成長基盤を強化するとしている。 同社は積極的なM&A(合併・買収)で企業規模を拡大してきた。
ベトナムやフィリピン、インドネシアなど東南アジアを中心に国外事業の強化を図っており、ベトナムには日系企業のレンゴー社が30%出資する合弁製紙工場(ビナクラフト社)もある。
同社の18年の売上比率はタイ国内が57%、タイ以外のアセアンが25%を占めた。
PT. Fajar Paper 社 は、ライナーや中芯、コートボールを生産し、6台の抄紙機をもつ年間約130万トンのインドネシア大手製紙メーカー。