■ 船会社中国向け古紙Bookingを自粛
2020年9月
船会社は中国に空コンテナを集めるべく東南アジア向けの海上運賃の値上げ、あるいは運賃の安い古紙のBOOKING自体を断るケースもでてきている。また、9月1日以降固形廃棄物防治法の改正案が施行となった事で違反者の厳罰化と運送会社の連帯責任が問われる事となり、一部の船会社が古紙船積みを自主的に見合わせている。
そんな中、日本の古紙が中国税関で当該法規定に抵触する為検挙されたとの報道があった。中国寧波税関によると日本からのオフィス古紙15コンテナに於いて新聞古紙や雑誌が混入しており、輸入禁止固形廃棄物に該当すると判断し353.41㌧を差し押さえたという。今後違反者に対する処分が決定されると思われるが、船会社に対してどのような処罰がなされるのか、場合によっては船会社の姿勢がさらに硬直化する可能性がある。