■ 中国 山鷹紙業・理文紙業 段原紙値上げと休転を発表
2022年3月14日
中国大手製紙企業の山鷹紙業と理文紙業は3月にマシンの休転を行う事を発表した。両社は休転の理由を石炭価格不足と、生産設備の改修としている。
また、山鷹社は3月14日より、ユーカリベースのKLBや強化芯、高強度ライナーに於いてトン当たり100RMBの値上げも発表している。同社は値上げ理由として石炭価格やパルプ価格、また副資材である化学品の価格が上昇している事をあげている。 中国国内の需要が悪い中、原燃料やパルプ価格の上昇を原紙価格に転嫁できるかが焦点となる。中小企業が値上げに追随するかは今のところ不明。
マシンの停止期間は広東理文紙業にて3月10日から2機の抄紙機(PM10/PM12)を4日間休転、山鷹国際は安寧工場及び華中工場に於いて6機(PM1~6、PM22)を3月8日から20日まで交代で停機する。抄紙種は理文がライナー及び中芯、山鷹がKLB、テストライナー及び中芯で停機によって4万5000㌧程度の生産量が削減される。