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中国 山鷹紙業・理文紙業 段原紙値上げと休転を発表

山鷹国際 22年度決算 22億元(428億円)の経常赤字

世界古紙・板紙市況 世界恐慌の兆し?欧州・中国の不調とアジア市況

  ■ 山鷹国際 22年度決算 22億元(428億円)の経常赤字

2023年2月2日

中国大手製紙企業である山鷹国際控股股份公司は22年度決算を発表した。 同発表によると、同社主要事業である中国国内製紙収益は224億221万元(約4273億円)、包装事業収益は80億9544万元(約1544億円)で前年度比9.27%増加した。しかし、連結前純利益▲22.45億元(約428億円)、連結後純利益は▲23.65憶元(451億円)と大幅赤字となった。 赤字の原因は包装需要の悪化による稼働率の低下及び原材料、化学品等及びエネルギー、運送コストの増加が要因となった。

原燃料等のコスト増間はウクライナ戦争による世界的サプライチェーンの乱れに起因し、世界中で共通した要因ではあるが、古紙・パルプ価格の高騰は、特に原料不足に苦しむ中国企業に大きな影響を及ぼし、収益悪化をもたらした。 

山鷹国際の他、世紀陽光紙業も昨年対比-70%の収益減を見込んでいる。

中国 山鷹紙業・理文紙業 段原紙値上げと休転を発表
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