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ロシア欧州への天然ガス供給を停止

ロシア ノルドストリーム1の天然ガス供給を停止

ロシア欧州への天然ガス供給を停止

  ■ ロシア ノルドストリーム1の天然ガス供給を停止

2022年7月20日

ロシアからドイツに天然ガスを送る主要なパイプライン「ノルドストリーム」が7月11日以降、供給を停止した。ロシアの国営ガス会社ガスプロムは、7月21日までの定期的な点検だとしているが、設備の保守点検が遅れている事を理由に21日以降の供給量を絞る方向だと表明した。 プーチン大統領は保守点検が遅れている理由をカナダに修理に出しているタービンの返却が遅れている事を理由に挙げているが、カナダ政府は今月9日にタービンの返却を決定している。 

国際通貨基金(IMF)は19日、ロシアが天然ガスの供給を停止した場合、ハンガリー、チェコ、スロバキア、イタリアなどに於いて天然ガスが最大4割不足する可能性があるとの試算をまとめた。 それにより深刻なリセッションを引き起こし、一部の国では国内総生産(GDP)が6%減少する恐れがあると警鐘をならしている。

欧州では急激なエネルギーコストの上昇によりインフレが進んでいる。市民の生活が圧迫された事で、経済活動が鈍化しており段原紙の需要も減退した。欧州の景気減退は東南アジアの古紙価格にも波及しており、今後リセッションリスクが世界規模で相場へ影響する事も懸念される。

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