レンゴー ベトナムビナクラフトにて2号抄紙機を稼働

  ■ レンゴー ベトナムビナクラフトにて2号抄紙機を稼働

2017年3月23日

レンゴー社はベトナムビナクラフトペーパー社の段原紙マシン(2号機)を増設し、昨年11月より稼働開始したことを発表した。

同工場は2010年にベトナムSCG(サイアム・セメント・グループ)傘下のタイクラフト社と合弁で設立した製紙工場でレンゴーは30%を出資している。資本金は1憶1500万㌦。

ベトナムは近年劇的な経済成長をしており2016年のGDPも6.1%の伸びとなる見込みだ。 世界の製造業のベトナム進出に伴い包装資材である段ボール原紙の需要も拡大している。レンゴー社は成長する海外事業を大きな柱の一つとし、東南アジアを重要な戦略地域と位置付けている。

ベトナム工場2号機の稼働により、これまで中芯を併抄していた1号機をライナーマシンに転抄し、2台合計の生産能力を年間24万6,000tから48万9,000t体制へ増強、今後も成長が期待できる旺盛な需要に応えていく。 また、最先端のコジェネレーションシステムや原料処理ライン、排水処理ラインを導入して環境保全にも力を入れる。

 ビナクラフト社 概要

ビナクラフトペーパー(Vina Kraft Paper Co., Ltd.)
出資企業:Siam Kraft Industry Co., Ltd. 70%  レンゴー株式会社 30%
本社所在地:ベトナム・ビンズオン省 ミーフック工業団地内(ホーチミン市より北西45km、敷地面積は38.3万㎡)
敷地面積:380,000㎡ 工場床面積350,000㎡
資本金:190百万米ドル
生産品目:段ボール原紙(ライナおよび中芯)
生産量:年産48万9,000t(1号機+2号機)
1号機 生産品目:ライナー Voith-IHI社製 幅 5250mm、分速 800m 年産24.6万㌧
2号機 生産品目:中芯 生産能力:年産約22万t 投資額:130百万米ドル(約144.2億円)

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