レンゴー トッパンコンテナーを連結子会社化

  ■ レンゴー トッパンコンテナーを連結子会社化

2018年03月10日

レンゴーは3月2日、凸版印刷の子会社であるトッパンコンテナーの株式を取得し、7月上旬を目途に子会社化する事を発表した。

トッパンコンテナーの第三者割当による新株発行215万株を、約43億円で引き受けるとともに、凸版印刷より34万株を約7億円で取得する。株式取得価額の総額は約50億2,000万円。公正取引委員会と中国商務部による独占禁止法関連の承認を得て、正式に株式引受と取得が実行される。

株式を取得したトッパンコンテナーは、凸版印刷の100%子会社で国内3か所(埼玉県川口市、栃木県佐野市、宮城県石巻市)に段ボール工場をもち、主に凸版印刷が顧客から受注した段ボール製品を製造している。 

レンゴーグループは、製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外の6つのコア事業を中心とする経営を発展させるべく、営業力の強化、積極的な設備投資やM&A、事業の再編などにより、業容の拡大と収益力の向上に取り組んでいる。今後、トッパンコンテナー各工場での積極的な設備投資を検討し、段ボール製品の生産能力増強とさらなる品質向上を図ることにより、従来以上に顧客ニーズに応える体制を整えていく。

トッパンコンテナーは、レンゴーの子会社化後も、全従業員の雇用を継続し、凸版印刷との段ボール製品に関する商流も従来通り供給責任を果たすとしている。

2017年3月期の貼合生産実績は3工場合計で月間平均約1,140万m2。

 トッパンコンテナー社 概要

名称:レンゴー・トッパンコンテナー株式会社

所在地:東京都台東区台東1-5-1
事業内容:段ボール製品の製造
資本金:10億円⇒約31億5,000万円
設立年月日:1952年10月1日
経営成績:売上高189億5100万円、営業損失2億2800万円、経常損失2億1800万円、当期利益:1億8000万円
株 主:レンゴー60.0%、凸版印刷40.0%  代表者:塩見太朗代取社長

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