■ 中国の雑誌古紙売入規制 今後完全に輸入禁止となる恐れも。
2017年7月18日
中国政府はWTOに日本の雑誌古紙を輸入禁止する旨通知した。それを受けSUNSHINE PAPER(世紀陽光社)は直ちに日本の雑誌古紙輸入量を縮小調整する方向性を打ち出している。雑誌古紙の輸入ライセンスの審査が終了したのはAPP、東莞建輝 、 聯盛紙業 、の3社のみとなっている。中国最大手である玖龍社は江蘇省の太倉工場で排水の違反があったこと及び新工場でライセンス許可前に操業を開始したこと、sunshine はDIP設備に違反があったことが原因でライセンスの更新がまだ確定していない様だ。
アメリカの古紙は船足の問題から10月以降は買えなくなる上、日本品も11月以降が購入できなくなる恐れがある。今回の措置を受け11月以降の雑誌古紙価格に不透明感が出てきている。雑誌古紙に関し完全に輸入禁止になるのかライセンスを更新できた会社だけが輸入できるのかは今の所不明。
中国本土のCCICに直接電話してヒアリングしたところ、輸入規制はかなり現実味のある話で早ければ年内。遅くても2年以内に日本品の雑誌にも輸入規制がかかる動きがあるとのことだ。