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米記録的な寒波 47人死亡 古紙回収に影響懸念

米記録的な寒波 47人死亡 古紙回収に影響懸念

米記録的な寒波 47人死亡 古紙回収に影響懸念

  ■ 米記録的な寒波 47人死亡 古紙回収に影響懸念

2022年12月27日

北極圏から南下した寒冷前線により、クリスマスに米国を記録的な寒波が襲った。 米国の広範囲で気温が氷点下に達し、ニューヨーク州バッファローでは23日から吹雪に見舞われ、1.2メートル以上の積雪を記録した。 米NBCによると米東部ニューヨーク州エリー郡などで降雪や吹雪によって道路を通行できない状況が続き、自動車の中に取り残された市民などが死亡し、26日までに死亡者数は少なくとも57人を超えた事がわかった。 

日本時間27日午前時点で、ニューヨーク州や米西部ワシントン州など5州に於いて7万を超す世帯・事業所が停電している。 米国内の空港を発着する航空便の約6300便に遅延が発生し、約3700便が欠航になった事で、クリスマス休暇の移動は大混乱に陥っている。現在は停電状況も徐々に復旧しつつあるが、30人近くが死亡した1977年の吹雪以来、最悪の猛吹雪となった。

記録的な寒波はお隣韓国でも猛威を振るっており、ソウルの「漢江」も凍結し、大雪が降っている。漢江の凍結は例年より16日早く、気温が氷点下10度にまで下がった事で、電力需要が連日最高水準を更新している。 この強い寒波の影響で、南部ではクリスマスにかけ17年ぶりの大雪となり、交通に大きな影響が出た模様。

過去、米国を寒波が襲った年は古紙の回収にも影響がでて価格上昇の要因となった事があった。今回の寒波に於いても米国古紙サプライヤーより回収に影響が出そうだとの一報が入っている。年明けの古紙需給にどのような影響がでるかは今のところ見通せていない。

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