■ ナインドラゴン 米 メーン州パルプ工場の停機を延長
2023年4月3日
中国大手製紙ナインドラゴン(玖龍社)は3月28日、同社の所有する米メーン州のパルプ工場の停機を延長する事を発表した。 オールドタウン市にある同工場は2015年に前企業が閉鎖していた工場を同社が2018年に買収、2019年にLBKPマシンをUKPと再生パルプマシンに改造していた。 2機の生産能力は再生パルプが年産7.3万㌧、UKP(softwood)が17.8万㌧となっており、同社は停機の理由をエネルギーコストの高騰と、木質原材料コストの上昇
が原因だと説明している。 現在同工場では199人の従業員が雇用されており、今回の停機延長は60~90日間になるとみられ、雇用問題も含め地元経済への影響が懸念される。