王子ホールディングス　インド・チェンナイに段ボール工場建設

2017年12月05日

王子ホールディングスは12月4日、インドのタミル・ナドゥ州チェンナイに、重量物包装用と一般用の段ボール工場を建設する事を発表した。

チェンナイ工場はインドで3つ目の段ボール工場となり、臨海部のチェンナイに工場を建設するのは初めてだ。　二輪車や四輪車の部品などを輸出向けに出荷を見込み、19年末までに一般用段ボールの製造設備も建設する。

計画では、ヴァラム・ヴァダカル工業団地内に10億円を投じ、第1期工場を建設。営業開始は2018年12月（重量物包装用段ボール）を予定している。

すでに営業所を設置し、二輪車と四輪車関連部品の輸出に対応した重量物包装用段ボールの供給を開始しているが、新工場を建設して顧客ニーズに合わせた包装資材の供給体制を構築する。

第2期では、チェンナイでは経済発展にともなって一般用段ボールの需要拡大が見込まれることから、2019年末に稼働開始予定だ。

王子グループは、インドにおいて2014年7月にラジャスタン州ニムラナ工業団地で一般用段ボール工場（Oji India Packaging社）を立上げ、現在は生産能力増強工事を進めている。

重量物包装用段ボールについては、2015年12月にウッタル・プラデーシュ州グレーターノイダにて工場（Oji Interpack India社）を稼働し、その後、タミル・ナドゥ州チェンナイに営業所を開設している。

今回の新工場は、東南アジア・インド地域における当社のパッケージング拠点としては29か所目となる。

Oji India Packaging Pvt. Ltd.

Oji Interpack India Pvt. Ltd.