■ ナインドラゴン さらなる減産計画を発表 春節に54.6万㌧を削減
2022年12月23日
ナインドラゴン(玖龍社)は19日、中国国内の7拠点に於いて旧正月の大型休転を発表した。削減される総生産量は54.6万㌧に上る見込み。
休転詳細は東莞工場に於いて1月5日から2月3日まで14機の抄紙機を順次停機、それぞれ2~18日休転する事で段原紙及び白板で合計23.3万㌧の生産を削減する。また太倉工場では1月5日から31日までそれぞれ7~15日間8機の抄紙機を停止し、白板、段原紙の生産を10.7万㌧削減する。泉州工場では1月中旬に3機を停機し4.6万㌧の段原紙生産を削減、沈陽工場では1月17~24日に2機のライナーマシンを停止、2.2万㌧、重慶では1月20~31日までで4.7万㌧の白板、段原紙を削減、天津では5機すべてのマシンを1月20日から2月18日まで平均10日間停止する予定としている。 同社は定期の理由をオーバーホール及びメンテナンスと説明している。
さらに中国だけでなくベトナムの工場に於いても1月19日からテト休暇を10日間予定しており、1.8万㌧減産する予定だ。
同社は12月に泉州、天津、東莞工場に於いて大型な休転を実施し、13.9万㌧を削減していた。需要悪化にこれら減産では十分な在庫削減効果がなかったとみられる。
四川と湖北省の2工場に於いては休転計画はまだ発表されておらず、四川省楽山工場においては、現在年間30万トンの段ボール原紙と約5万トンの特殊紙生産能力がある。湖北省長州工場では、今年年産60万トンのライナーマシンを稼働させたばかりとなっている。