■ ナインドラゴン 広西省北海市で7万㎡の土地使用権を取得
中国最大手製紙企業である玖龍紙業(北海工場)は北海市の工業団地に於いて70年の土地使用権を取得した。土地面積は70,416.27㎡を1憶563万元(約18億円)で取得する。
同社は昨年12月、北海市に於いて工場敷地面積33万㎡、総投資額350億元(5900億円)の紙パルプ工場を建設する事を発表しており、今回の土地取得は同計画の一環だと思われる。工期は2期、245万㌧のパルプ及び550万㌧の高板など包装原紙マシンを導入する予定で完成すると年間売上700億元、純利益30億元と6000人の雇用を生み出す。
2020~21年発表の同社次期経営計画に於いて湖北省、寧波沈陽、広西省北海市、及びマレーシアに於いて紙パルプ工場の増産を発表しているが、新型肺炎の流行によってその進捗状況は流動的となっており、直近の発表での各工事の完成予定は下記となっている。
北海工場 | 商品 | 生産能力(万㌧) | 完成時期 |
UKP | 50 | 2023年2Q | |
BCTMP | 140 | 2023年4Q | |
再生パルプ | 60 | 2023年2Q | |
高強度ライナー | 80 | 2023年4Q | |
食品用白カード | 120 | 2023年4Q | |
印刷用紙 | 55 | 2023年4Q | |
白ライナー | 45 | 2024年2Q | |
高強度ライナー | 30 | 2024年2Q | |
クラフト紙 | 20 | 2024年2Q |