■ 中国 22年3月単月で100万㌧以上の新製紙ラインが稼働開始
2022年4月10日
中国では2022年3月単月で、9つの製紙企業が新たに製紙ラインを稼働し、家庭紙、板紙、印刷用紙など、100万㌧以上の生産能力が増加した。
新規契約された製造設備は、家庭紙ライン3機、合計年産7万㌧、高板ライン2機合計45万㌧、紙管ライン1機5万㌧、印刷用紙ライン1機45万㌧、強化中芯2機20万㌧となっている。
- 3月2日に江蘇省富盛紙業は1.5億元を投資したPM3を稼働した。マシン幅4600mm抄速550mで110-160gの強化中芯を生産する。年間生産能力は10万㌧。
- 3月3日、紹兴大鱼紙業抄紙幅5200mm、抄速650m/分、120-160gの強化芯マシンを稼働、年間生産能力10万㌧。
- 3月5日、龍口明洁紙業がマシン幅3550mm、抄速1200m/分、年産2.4万㌧の衛生紙マシンを稼働。
- 3月7日、江蘇金田紙業は白板マシン(PM15)の稼働を開始。抄紙幅4800mm、抄速650m/分、年間生産能力は30万㌧になる見込み。
- 3月10日蚌埠三星紙業は2億元を投じた古紙ベースの白板マシンを稼働させた。抄紙幅3400mm抄速400m/分で年産能力は15万㌧。
- 3月11日贵州鹏昇紙業は年間生産能力5万㌧の紙管マシンPM3を稼働させた。3月25日、广宁县南宝紙業は家庭紙機マシン2機を稼働、紙幅2850mm、抄紙1600m/分、年間生産能力は2.5万㌧。
- 3月26日广西嘉盛も家庭紙マシンを稼働。抄紙幅2850mm、抄速1300m分、年間生産能力は2万㌧。
- 3月27日、亚太森博紙業が年産45万㌧の印刷用紙(PM13)マシンを稼働した。抄紙幅9350mm、抄速1800m/分。
- 3月下旬 江西省芦林紙業が20万㌧の包装原紙マシンを稼働、生産品目はチップボール及び紙管原紙となっている。