■ 森紙業 千葉県船橋市に段ボール製函工場建設を発表
2018年9月28日
王子ホールディングスは28日、段ボール子会社の森紙業(京都市)が千葉県船橋市に新工場を建設すると発表した。総投資額は約120億円。王子グループとして国内に新しい段ボール工場を建設するのは2000年以来20年ぶりとなる。立地条件は高瀬町臨海地域でグループ企業である王子物流と顧客のサッポロビール工場に隣接する。段ボール工場として国内最大級となる見通しで、インターネット通販で好調な需要を取り込むとしている。
工期は2期に分かれ、1期と2期でそれぞれ月間1000万㎡ずつの生産体制を構築する。王子ホールディングスは製紙部門に於いて苫小牧工場の新聞マシンを段ボールに転抄する計画を進めており、相乗効果も期待できる。
船橋工場は20年4月に稼働を始め、当初の年間生産能力は1億2千万平方メートル。その後、建屋・設備を拡張し、2億4千万平方メートルに高める計画だ。
同社は海外カンボジアに於いて3つ目の工場を首都プノンペンに20年1月に開設。土地・設備の投資額は約30億円で、年間生産能力は9600万平方メートルとなる。
森紙業 船橋工場 概要
森紙業(株) 船橋新工場
地名地番:千葉県船橋市高瀬町1-1
延床面積:19,923.07 ㎡ 建築面積:17,518.16 ㎡ 敷地面積:58,236.29 ㎡
着工:2019年06月1日 完成:2020年07月31日
総工費:120億円