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中国大手各社 段原紙休転と値上げ 需要低迷も原料高で価格軟化に抵抗

  ■ 中国大手各社 段原紙休転と値上げ 需要低迷も原料高で価格軟化に抵抗

2022年3月31日

中国大手段原紙メーカーが相次いで休転と値上げを発表している。玖龍紙業が25日東莞工場の地龍グレード(破裂1.6kgf)を50RMB値上げした事に続き同社太倉工場も原紙の値上げを発表した。値上げ幅は小さかったが需要低迷の中、最大手製紙企業の発表した値上げに市場が反応している。 3月28日山鷹紙業も㌧当たり100~300RMB (15~45USD)の値上げを発表、世紀陽光社も50RMB、江門星紙業50RMB、東莞建晖100RMB、APP300RMBの値上げをアナウンスした。
需要減に伴い、玖龍紙業は3月後半から4月にかけて順次マシンの停機、減産を行い、理文紙業も3月上旬に停機とメンテナンスを行っている。停機理由はいずれもマシンの更新とメンテナンスとしている。山鷹国際も安寧工場及び華中工場において停機と4万5000㌧の減産を行っているが、福建工場のPM32号機に於いても4月1日から10日間の停機を発表した。

中国国内では相次ぐ都市封鎖によって需要は冷え込み、段原紙価格は軟化傾向にあった。弱い需要に対し、原燃料価格の高騰など製紙を取り巻く環境は厳しくなりつつあるが、マシンの停機による減産と、値上げの発表によって何とか価格を維持しようという動きがある様だ。

原紙価格の値上げに伴い、多くの段ボール工場が製品価格の値上げを打ち出した。値上げ幅は3~5%程度になる見込みだ。

*4月2日 追加停機発表

重慶玖龍  

PM22ライナー4月10日~26日16日間
PM23中芯4月11日~27日16日間
PM33白板4月10日~22日12日間
PM40薄物ライナー 中芯4月8日~4月23日15日間

山鷹紙業 福建

PM32ライナー4月1~4月10日10日

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