■ 台湾栄成二林工場で火災 古紙置き場300平米消失
2022年2月15日
台湾大手製紙企業の栄成紙業、彰化県二林工場に於いて15日午後3時45分ごろ古紙置き場で火災が発生した。消防車十数台が出動し火災は2時間程度で消し止められたが、300平米が消失した。 栄成紙業によると、事故当時現場に火の気はなかったが強風によって被害が拡大した。死傷者はでておらず、消失した古紙は保険でカバーされる見込みで操業に影響はないという。
二林工場は台中市より南に50kmほどに位置し、昨年9月に年産20万㌧の新マシン(ライナー・再生パルプ)が稼働している。抄紙機3機で総生産量は85万㌧。同社は中国大陸では無錫栄成(生産能力90万トン)、平湖栄成(生産能力90万トン)、湖北栄成(生産能力115万トン)の製紙工場を有しており、製函は台湾・中国合わせて年間8億5000万㎡の生産能力を持っている。同社の自社BOX生産比率は、台湾で約35~40%、中国で約12%となている。