■ 「2017年12月25日現在、地方政府の審査をクリアし、中央政府にライセンス申請をしている企業」
【玖龍紙業(天津)有限公司/175,084t/43,770t】【寧波亚洲浆紙業有限公司(APP)/69,567t/9,920t】【寧波中中華紙業有限公司/3,4281t/4,880t】【浙江金龍紙業有限公司/12,995t/5,495t】【山鹰国际控股股份公司/274,934t/34,500t】【東莞建晖紙業有限公司/183,106t/29,870t】【東莞金洲紙業有限公司/100,217t/17,660t】【東莞理文造纸厂有限公司/91,340t/13,140t】【東莞市泰昌紙業有限公司/ 22,180t/8,680t】【東莞市潢涌银洲紙業有限公司/8,138t/4,060t】【東莞顺裕紙業有限公司/6,071t/ 3,030t】【廣東理文造纸有限公司/344,928t/47,980t】【玖龍紙業(東莞)有限公司/812,934t/105,734 t】【玖龍紙業(重慶)有限公司/106,156t/11,780t】【重慶理文造纸有限公司/232,742t/9,862t】
12月25日で地方政府の審査を通過した製紙メーカーは上記15社。許可数量は226,57万tになり内8社が廣東省で69.25%を占め、天津、四川、重慶と続く。今のところ2016年12月25日時点の更新状況に比べ88.46%減の企業数、許可数量においては91.33%減の状況。2016年12月中にライセンス更新できた企業は130社で2,612.86万t、裾もの3品は122社2,059.58万t、その他77社553.28万tとなっていた。申請数量に対し許可数量が少なく限定的に留まった理由は2018年から年4回の更新なるとされていた更新要件が今回年1回になった代案として必要数量を順次許可する為、今回の許可は一時的数量といった方針になったとのことだ。
地方政府の審査には28営業日が必要とされ、現時点で審査を終えた企業は以前からすでに申請を出しており、地方政府にて「保留」になっていた企業とのことだ。その他の企業は12月15日以降に申請をしている為、審査通過にはまだ時間がかかる見込み。去年の実績では地方政府の審査通過後、中央政府の許可には約2週間がかかっていることから、上記15社の早い企業では1月中旬から下旬にはライセンスが更新完了できる可能性がある。しかし上記に記載した輸入廃棄物の刑事罰則等の施行が2018年2月1日になっていることから古紙の輸入通関は2月1日以降を想定しているのではないだろうか。
11月15日に中国政府がWTOに提言した今回の固形廃棄物の輸入に関する規制(規格外古紙の保有率を1.0%未満にする等)は議論の上WTO側から12月15日に回答をすることとなっていたが、その回答の詳細は未だ明らかになってはいない。中国芯紙業網(CHINAPAPER.NET)によると規格外古紙の保有率を含めた輸入古紙の最終規格基準は3月1日~15日に中国政府から発表があるだろうと報じている。