■ 英国Smurfit Kappa社Nechells工場の大規模火災はBBQの木炭が原因
2022年7月23日
6月12日、アイルランドに本拠地を置く大手製紙Smurfit Kappa社Nechells工場に於いて発生した火災は110人の消防士と30第の消防車が出動する大規模火災へと発展した。賢明な消火活動により1週間後消し止められたが、古紙8000㌧が消失した。死傷者はでていない。消防と警察は火災の原因は、近隣のゴミ捨て場に捨てられたバーベキューの木炭が原因だと発表した。 防犯カメラの映像にはゴミ捨て場のコンテナから火災が発生する様子が映っており、ごみを捨てた人物を追っている。
欧州では記録的な熱波が発生しており、スペインやポルトガルに於いても大規模な山火事が発生。また熱波により少なくとも1700人以上の死者が出ている。
Smurfit Kappa社は英国で2工場を運営しており、今回火災のあったNechells工場は日産700㌧の段ボール原紙を生産している。現地では古紙の消費と原紙の供給に影響が出る事が懸念されている。