韓国パルプマーケットプライス

  ■ 韓国パルプマーケットプライス

韓国国内経済:

韓国の輸出量は8カ月連続の上昇で13.7%UP、514億ドルと2014年10月の516億ドルに近づき過去2番目の記録となった。

昨年同時期に比べ半導体産業が43.2%、石油化学製品が15.6%、機械関連が14.3、液晶関連が10%の上昇となっている。マイナス成長の産業はワイヤレス機器35.9%、家電25.7%、自動車部品が12.6%の下落となっている。今後は引き続き輸出産業は好調と予測されるものの原油価格の上昇が一服したこと及び年末の休暇等営業日が少ないことから上半期よりは緩やかな数字になると思われる。

Soft Wood 価格は$15下落:

ブラジルArauco社及びILIM社は韓国向け価格を$15㌦引き下げえる事を発表した。需要家は中国国内のNBSKと同レベルの$30ダウンの要求をだしているが、最終的に6月の価格はアナウンス通り15㌦の値下げで決着し、7月に更なる値引きの交渉が行われると思われる。

Hard Wood BEK価格据え置き$720:

ブラジルのArauco社、CMPC社はBEK 6月の価格を5月と変更なしの同値の$720㌦と発表、Fibria社は$20アップを打ち出したが、一部の需要家で合意、6月の発注を見送った需要家もあった。買い手は6月が価格のピークであると予想し購入量を減らす調整をしている。

BCTMP 価格据え置き:

カナダのWest Fraser社が6月の価格を据え置きと発表したことを受けて他パルプメーカーもそれに追随した。Softwoodベースの中国国内と韓国のパルプ価格ギャップから同社は価格修正を試みたがBEK価格が据え置きされる中需要家の反発にあい断念。Hard Woodもサマーシーズンの不需要期を受け価格は弱含む見込み。

UKP 価格据え置き$655:

主たるパルプメーカーは価格据え置きを発表した。KLBメーカーが不需要期の為製品の販売に苦戦しており在庫量も増えてきている。KLBの代わりにTest Liner生産に切り替えるメーカーも増えてきている中UKPの需要は弱くなってきている模様。
 

KOCC KONP それぞれ10Won/kg値上がり:

大手段ボール原紙メーカーが6月20日からローカル古紙買取価格を1kgあたり10Won値上げすることを発表した。古紙の供給タイト感から他の製紙メーカーも追随する見込み。しかしながら国際的市況にくらべ韓国古紙は未だ割安感がある。
今回の買取価格の値上げを受けて回収古紙も7月1日から10Won値上がりした。
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