米大手製紙PCA社 過剰在庫でミシシッピ州段原紙工場の生産を停止 400人をレイオフ(一時解雇)

  ■ 米大手製紙PCA社 過剰在庫でミシシッピ州工場の生産を停止 400人をレイオフ(一時解雇)

2022年11月19日

米大手板紙メーカーのPCA(Packaging Corporation of America)は16日、ミシシッピ州ジャクソン市にある段原紙工場に於いて、マシンを休転し、労働者400人をレイオフ(一時解雇)する事を発表した。 同社は今回の措置を、経済失速による需要低迷と過剰在庫が原因で、年末年始の休暇後に稼働を再開するとしている。 一方で稼働再開に向けメンテナンスと整備の為、38人は雇用を維持される見込みだ。 

ジャクソン市長のポール・サウス氏は同社の発表に驚きと落胆のコメントを出した。先日の市会議の際に、PCA社は同州から撤退しない意向を示したばかりで、大量解雇は予想外だった。しかしながら同社の地元経済と人の雇用に大きな貢献をしており、事業の継続の為一定の理解も示した。 

同社は21年中盤、新型肺炎の流行によりコピーペーパーの需要が低迷し、アラバマ州のクラーク工場の上質マシンを停止、多くの労働者を解雇している。その際に、約4.4億ドルを投じ、年産70万㌧の段原紙マシンへの転抄計画を発表したばかりだった。

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