■ イタリアMasotina社 プラスチック AI選別ライン導入
2021年7月10日
イタリアの廃棄物リサイクル会社Masotina S.p.A.社は、既存のペットボトル選別ラインをフィンランドのZenRobotics社製人工知能(AI)駆動ロボット選別ステーションに改造する事を決定した。
同社ミラノにあるマソティナ工場は、自治体から回収された家庭ごみを年間25万トン扱う選別施設で、ヨーロッパ最大の材料回収施設(MRF)の1つとなっている。 ZenRobotics社のAI選別機導入により人による選別を廃止し効率化・高速化する事で処理能力を拡大する事ができる。
光学・機械・手動選別を組み合わせ、紙、段ボール、アルミ、金属、ポリラミネート、を選別し、素材と色別に分ける事で品質の高い選別を行う事が可能となる。また汚染物質を除去し、HDPEなどを分離し高いPET選別純度を達成する。さらに設備はコンパクト設計となっており、既存の選別ラインにそのまま組み込むことが可能となっている。