■ インド ロシア産新聞紙輸入再開 8月2.4万㌧ 韓国からの輸入は縮小
2022年10月10日
インドでは6月にロシアとの間に直行便が開設されて以来、ロシア産の新聞紙輸入が再開された。 ウクライナ戦争勃発後、船会社各社がロシア発着のbookingを停止した事でロシア新聞の輸入は5月に9250㌧にまで減少したが、6月に1.7万㌧、7月には2.4万㌧にまで急回復している。
ロシア産が輸入量全体に占める割合は4割を超え、新型肺炎流行前を上回った。しかし、コンテナ船を使わないバルク船は非常にコストが高く、平均輸入単価は920㌦と5月と比較し200㌦前後値上がりしている。 また原燃料価格の高騰の影響を色濃く受ける欧州(ドイツ等)からの輸入はさらに割高で、1100㌦付近まで高騰した。
一方で韓国の通関統計によると、インド向け新聞紙輸出は6月以降停滞しており、5月の2,387㌧から6月は968㌧、7月は212㌧にまで縮小した。7月の平均輸出単価はCIF 936㌦だった。