インド段ボール協会 原燃料と段原紙高騰に35%の値上の必要性を提言

  ■ インド段ボール協会 原燃料と段原紙高騰に35%の値上の必要性を提言

2022年3月27日

ICCMA(インド段ボール協会)は相次ぐ段原紙値上げ、原燃料価格の上昇や副資材価格の高騰に伴い、段ボール製品価格を少なくとも現行より35%以上値上する必要があるいう見解を示した。

コスト上昇要因として、主原料である段原紙価格が1か月で30%上昇、一部の特殊紙では価格が倍になった事が大きい。また昨年10月対比でスターチ50%、人権費25%、ボイラー燃料40%、電力20%、インク25%、ステッチャー鉄針25%、フィルム類16%、マシンスペアパーツ50%など副資材の価格も高騰している。 

さらにインド政府は古紙の輸入に2.5%の関税をかける事を発表した。ウクライナ情勢からさらに原燃料コストも上昇する事が予想され、段原紙価格は今後も値上がりする可能性が高い。 インドの中小段ボールメーカーの殆どがコスト上昇分を十分に転嫁きておらず、経営の危機に瀕していると説明した。

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