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インドGST導入 内陸への物流が拡大、包装需要強まる

  ■ インドGST導入 内陸への物流が拡大、包装需要強まる。

india gst

2019年5月30日

インドでは2017年7月より州税が撤廃となりGST(サービス税)が導入され、税金が国税に統一されたことにより長距離物流が活発化、包装材の需要が大幅に増加した。 

それまでは州を跨ぐごとに税が課され広大な国土を持つインドでの内陸物流が発達しなかった。 州税の撤廃による包装材の需要増は多くの製紙メーカー、段ボールメーカーの建設ラッシュを呼び、また流行りの中国向け再生パルプ製造工場も数工場稼働し始めたことにより2018年の古紙輸入量を前年度比+95.3%と大幅に伸ばす結果となった。 

インド製紙メーカーの古紙主要調達先は米国で中国の環境規制により行き場を失った雑誌古紙が安価で流れている様だ。 

5月中旬時点で米国国内向けMIX価格は$0~-$5と逆有償で取引されており、焼却処分した場合は$50/tほどコストがかかる。 インド向けCIF $50-60前後で販売した場合米国出しFOB価格は逆有償となるが、焼却処分や国内販売と比較し処分コストが低い方へ出荷する選択をしているとの事だ。

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