中国板紙生産量増加・再生パルプ等原料の代替えが進む

中国板紙生産量増加・再生パルプ等原料の代替えが進む

2019年11月30日

中国の紙・板紙の生産量は7月単月で1,044万トン、前年比3.9%増加している。 1月~7月までの生産量は7,070万トンで、前年比2.2%増加した。 

段ボール原紙の輸入は1月-8月106万tに留まっており、前年度比-8.4%と減少した。 昨年は古紙不足と米中貿易戦争から8~10%程消費が減ったとの報道があったが今年の生産はプラスに転じている。 

古紙のみならず原紙の引き合いも非常に弱く米中貿易戦争による景気低迷を強く感じるようになったが、中国では海外の原紙輸入が激減する反面、東南アジア各メーカーが再生パルプ生産に切り替えた事により中国の古紙不足は補われ国内生産に回帰している様だ。 

台湾からの再生パルプ輸入量は昨年のおよそ2倍となる見込みで、古紙・段原紙の代わりに強繊維のAOCCを使った再生パルプニーズが高まっている。

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