世界の段原紙増産 2022.12-2023.1

  ■ 世界の段原紙増産 2022.12-2023.1

西南省水資源開発投資有限公司と貴州省新工業化開発株式投資ファンドが共同で出資する国有企業の贵州鹏昇(集团)紙業(Guizhou Pengsheng Corp)は12月26日、中国海誠が所有する中国軽工業長沙エンジニアリング有限公司と西南省の再生資源の総合利用に関する一般契約締結式を開催した。契約の内容は、年間60万トンの古紙パルプ及び製紙マシン2機(35万トンのライナー、中芯25万トン)、60トンの固廃焼却ボイラー1台、130トン循環流動床石炭火力ボイラー1台となっており、契約額は11億9900万元、工期は540日の予定となっている。 同社は22年1月、現在貴州省南西部に抄紙幅5600mm、抄速850m/分年産25万㌧の強化中芯及び、5600m 850m/分、年産35万㌧のライナーマシンの2機(合計60万㌧)の段原紙と5万㌧の紙管マシンを稼働させている。

安寧省小郡林平紙産業(Anhui Linping Papar)は12月26日、年間35万㌧の高強度ライナーマシン、PM7を稼働させた。マシンスペックは抄紙幅6.6m、抄速1000m/分となっており、同マシンの稼働により、同社の生産能力は年間125万㌧に増加された。同社は2002年設立、現在6機の抄紙ラインで年間生産能力は95万㌧だった。

インド Lemit Paperはグジャラート州Morbi市に於いて年産16万㌧のコートボールマシンを稼働させた。地元古紙及び欧州の古紙を利用し、200g-450gの裏鼠コートボールを生産する。マシンは中国製となっている。

同じくインドSubam paper は日産300tのクラフト紙マシンをTirunelveil工場に於いて導入する事を発表した。マシンはドイツ製で、60-180gのバージンクラフト紙で製袋用となる。同社は現在日産700tの再生段ボール原紙マシンを運営しており、生産坪量は120-300gとなっている。

インドネシアEco Paper社は昨年12月、年産万㌧の再生段原紙マシンのテスト抄紙を開始した。マシンは中国製でマシンはば4.4m、投資金額は2300万㌦。2020年に稼働予定であったが、新型肺炎の流行により稼働が遅れていた。同社は2015年に年産7.5万㌧の紙管マシンを稼働させている。同社は1989年操業の繊維会社である旧Alkindo Naratama(ALDO)社が所有していた製紙ラインで、Ecopaperによって2019年に買収されている。

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