■ 世界の段原紙・パルプ増産情報
2022年5月7日
インド段ボールメーカーであるTriplewall Container社は同社初となる原紙マシンを来年3月に稼働させる。マシンはタミル・ナードゥ州Krishnagiri市に設置され、中国、インドの機械メーカーより供給され、原質設備はVoith社製。生産能力は日産250tで80~200g/㎡の段原紙を生産する。同社はさらに2号機の導入も検討しており、両機か稼働すると同社の板紙生産能力は25万㌧となる。
EverNew Paperは同社の運営するパルプ工場横に、日産120㌧の中芯、ライナー併抄マシンをグジャラート州にて稼働させた。マシンはローカル企業であるJMC Paper Tech社製で単層4100mm幅、抄速300m/分。輸入古紙を原料に段原紙を生産する。
同じくKanha Paper社は新たに段原紙マシンの稼働に成功した。テストライナー、中芯、白ライナー等複数の紙種を生産可能なマシンで、抄紙幅4100mm、坪量80~220g/㎡、Scan Macunerie社製。
中国張州五洲特種紙は湖北省漢川市に年産449万㌧の大規模個以上を建設する事を発表した。工場建設には6~8年かかる予定で、75万㌧のBHKライン、80万㌧のBCTMPライン、80万㌧のKLBライン、60万㌧の特殊紙、120万㌧の中芯、19万㌧の装飾紙及び15万㌧の紙管マシンが計画されている。