海運・船会社情報 韓進海運倒産の影響

  ■ 海運・船会社情報 韓進海運倒産の影響

2017年6月20日

海運業界は以前に比べ大型船が増え、本船所有海運業者のみで貨物が集荷しきれなくなった事で共同配船が主流になってきている。その為コンテナやスペースが船会社自信の都合で調整できないケースも増えている。また、韓進海運の倒産によって北米航路にタイト感がでた影響で欧州向けの貨物が増加した。

輸出貨物自体は堅調だが、昨今の運賃値上げや本船スペースのタイト感は日本からの輸出貨物の増加よりも中国、東南アジア出しの貨物スペースを確保する為、その前寄港地である日本での船積みを控えている傾向にあるようだ。一方日本からの出しはフレートの大幅値上げが浸透した欧州向け長期航路を主軸に海運業界は貨物確保に動いている。近海での通常品海上運賃の値上げにより一部失った貨物分を補うために古紙に対し港限定等のスポット価格はでているものの全体としては急激な海上運賃及び各種サーチャージの値上の動きは活発な様子。

17日米イージス艦とコンテナ船の衝突事故により日本近海(韓国向け等)の本船スケジュールに若干の影響が出ている。数日程度の到着遅延が予想される。

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