ロシア最大手 ilim社 年産60万㌧のKLBマシン稼働まもなく

  ■ ロシア最大手 ilim社 年産60万㌧のKLBマシン稼働まもなく

2023年1月7日

ロシア最大手製紙のilim社は稼働が遅れていたウスチイリムスク地域の新工場に於いて建設中のKLBマシンの通電・節水試験に成功した。同マシンのテスト抄紙は4月、工場の稼働は今年中旬頃に予定されている。同マシンはフォイト社製、80~175g/兵日のクラフトライナーを製造する。 ウスチイリムスク工場の新設計画は最終150万㌧規模となっており、同社の生産能力を75%、年間460万㌧に向上させる。25年までに年間240万㌧中国へ輸出する事を目指している。

ilim社はロシア最大の紙パルプ一貫製紙企業。総資産額13億ドル、3か所の製紙工場コリャジマ(アルハンゲリスク州)、ブラーツクとウスチイリムスク(イルクーツク州)、コムナール(レニングラード州)、ドミトロフ(モスクワ州)と2カ所の段ボール工場を運営している。

最新情報をチェックしよう!