■ 米西海岸記録的大雨 古紙輸出に影響
023年1月13日
ハワイ沖の気温が例年より2度ほど高かったことによって湿った空気が流れ込み、米西海岸に於いて急速に低気圧が発達し大雨をもたらした。 カルフォルニア州では4日に1.65インチ(約42ミリ)を記録し、年初以来1週間で例年1月に降る降水量の7割に達した。 サンフランシスコの8日までの過去10日間の降水量は約200ミリで、同期間としては160年ぶりの多さという。 今もなお22万世帯が停電しており、普及作業が続いている。 またロサンゼルス市街地では住宅が冠水するなどの被害がでており、土砂崩れなどによって寸断された道路もある模様。冬の嵐は来週中頃まで続くと予想されていて、週末にも再び大雨が降るとして、警戒が強まっている。 地元メディアでは記録的な豪雨によって少なくとも17名が死亡したと報じられている。
大雨の影響により、西海岸エリアでは古紙の回収量が減少しており、アジアメーカーも出荷古紙の水分保有率の増加に警戒感を示している。