■ ドイツパルプ工場で火災 NBSKの生産停止
2022年7月7日
7月1日、Mercer International社のドイツスタンダルパルプ工場に於いて火災が発生した。チップの貯蔵エリアとコンベアが消失したが、火災はすでに消し止められている。現在火災の原因究明と復旧作業が行われており、生産再開の時期は未定となっている。スタンダルパルプ工場は年間66万㌧のNBSKを生産しており、一部中国にも輸出している。中国需給への影響が懸念される。
マーサー・インターナショナル・インク(Nasdaq:MERC)社は、ドイツ、米国、カナダで事業を展開する世界的な林産物企業で、年間230万トンのパルプ、5億5,000万フィートの木材、14万立方メートルの木材生産能力を有している。