■ EU 対ロシア経済制裁を強化 新聞紙を含み紙パルプ製品も輸入規制対象に
2022年10月15日
欧州連合(EU)加盟国は6日、ロシアに対する経済制裁と個人制裁の第8弾を採択した事を発表した。 ロシアの行ったウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に対する追加制裁で、ロシア産石油の取引価格に上限を設けることや、ロシアからの輸入禁止品目を拡大し、新聞紙を含む紙パルプ製品や化学品、プラスチック、タバコなども対象とする。
ロシア企業へのIT(情報技術)、エンジニアリング、法律サービスの提供を禁じ、暗号資産(仮想通貨)ウォレットやアカウント開設などといったサービスを全面的に禁止する条項が盛り込まれている。これまでは取引量が1万ユーロ(約142万円)までであれば制裁対象とはならなかったが、ロシアにおいて暗号資産を活用しようとする動きが強まっていることを受け、規制を一層強化した。